プログラムとその他いろいろメモ

ChatGPTをPythonで操作する方法

OpenAIが提供する自然な対話ができるAIチャットサービス「ChatGPT」

ブラウザ上でも設定を指定したりして人工知能と対話(チャット)をする事が出来ますが、ひと手間かける事で同じ事をPythonから呼び出して利用する事も出来ます。

OpenAIに登録する

ChatGPTを利用するにはhttps://openai.com/を開き「Try ChatGPT」をクリックします。

始めてChatGPTを利用する時には「Sign up」のボタンを押してOpenAIにメールアドレスと電話番号を登録する必要があります。
電話番号はSNS認証を行うのでスマートフォンの物を使うのが良いでしょう。

これでブラウザ上でChatGPTを利用する事が出来るようになります。

APIキーを作成する

Pythonで利用するためにはAPIキーを作り、これをPythonのプログラムに組み込む必要があります。

https://platform.openai.com/account/api-keysを開き「+Create new secret key」をクリックする事で作成できます。

APIキーは作成した時のみ全体を見る事が出来るので注意しましょう。

pipでパッケージインストールする

コマンドプロンプトを開き

pip install openai

と入力しChatGPTのパッケージをインストールします。

PythonのプログラムでChatGPTを呼び出す

import openai

# APIキーの設定
openai.api_key = "ここにAPIキーを入力する"

res = openai.ChatCompletion.create(model="gpt-3.5-turbo",
messages=[
{"role": "system",      "content":"あなたは関西弁で喋ってください。あなたはお笑い芸人の評論家です。"},  #役割設定
{"role": "assistant",   "content":"はい。"},    # AIの答え
{"role": "user",        "content":"今、イチオシのお笑い芸人は?"},          # ユーザーの質問
])

print(res.choices[0]["message"]["content"])

import openaiでopenaiのパッケージをインポートして

openai.ChatCompletion.createに使用する言語モデルとチャットの履歴を入力します。

返り値にChatGPTの作成したメッセージが入ります。

PythonでChatGPTを使う上での注意点

https://openai.com/pricingでも示されるようにAPIキーを使った文章生成にはお金がかかります。

例えば今回の例で使ったChatGPTのモデルgpt-3.5-turboでのチャット生成が$0.002/1,000トークンの料金になります。

開始最初の3か月間は無料で使用できる「$5分の無料クレジット」が貰えているので
この無料の内に動作させてhttps://platform.openai.com/account/usageで実際に使った分でかかる費用がどれくらいになるか確認しておくと良いかもしれません。

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